くまたぬきです。調整に出していた赤道儀が戻ってきました。内部でギアのネジが緩んでいたようで、再調整、増締めしてもらってガタツキはなくなりました。そこで、一昨日、昨日と快晴だったので、2夜連続で試してみました。結論から言うと、オートガイドは大成功。plate solveは微妙な結論、、、、
まずはオートガイド。下のスクリーンショットがガイド途中の状況です。
素晴らしいですね。特に赤緯。極軸をしっかりあわせたこともあるんでしょうけど、ほとんどズレていません。やっと私もオートガイドがちゃんとできるようになりました。早速長焦点のMT-160+レデューサー(750mmくらい)で1枚あたり120秒かけて撮ってみました。
まずはM1。わたくし的にはすごい。フィラメントがばっちり。ちょっと感動しました。今までは1フレーム15秒から、せいぜい30秒(しかも30秒にすると星が流れる)だったのですが、120秒かけてもあまり流れない。一気に写真の質があがりそうな予感。やっぱり、露出時間は重要ですね。これまでは、露出短めゲイン多めだったのですが、露出長めゲイン低めの方が質のよい写真が撮れそうです。
次はM81です。以前投稿したものより圧倒的に渦巻きの腕の部分、暗黒星雲の部分が出ていると思います。銀河を撮るのが楽しみになりました。QuadBPフィルタは銀河には向かない、ということでしたが、くまたぬきの家のように、光害がそれなりにある場所では光害カットの効果の方が顕著なようです。
続いてplate solve。SharpCapとASCOMを最新化してDeviceHubを使ってAdvancedLX200ドライバを使って制御してみました。結果、ステラリウムからの制御はできる(ただし、若干不安定)けれども、SharpCapからはplate solveはできるが望遠鏡制御はやはりエラー。どうも望遠鏡制御のコマンドがドライバ側で対応していない?そんなわけで、plate solveからのターゲット中心導入はあきらめました。しばらくドライバ更新を待ちます。その代わり(?)と言ってはなんですが、plate solveを使って手動で導入すると、そこそこ便利だということに気が付きました。具体的には、
1.望遠鏡を明るい星の方に向けて、ピント合わせ。
2.とりあえず、明るい星の赤経赤緯を望遠鏡の架台に教えてステラリウムと同期をとる。
3.ステラリウムで撮影したい対象を導入
4.微妙に対象が中心からずれているとき、対象がうまく入らなかったときは、plate solveで赤経赤緯を導出
5.導出した赤経赤緯をコピペし、ステラリウムに教えて望遠鏡の架台と同期
6.ステラリウムで撮影したい対象を再度導入
7.撮影対象が中心にくる
という感じです。自動でやることを手動でやる感じですね。まあ、そんなすごいテクニックではなく、普通ではありますが、わたくし的には目からうろこ。少し時間はかかるけど、コントローラで微調整する場合に比べて、家の中からリモートでできるのがうれしい。今の時期のように外が恐ろしく寒いときには外に出たくないという、ものぐさ天体観測なので。
ということで、plate soloveは一応使えるめどがたったけど、最後は手動で導入するという微妙な結論でした。
とりあえず、これで撮影の質が上がりそうです。ただ、再調整してもらった架台が時々調子悪くなって、赤緯のモータが空転する現象が何回かありました。ネジの締めすぎ?なのか、赤緯側の鏡筒バランスが悪かったのか、そもそも過積載でトルクが足りなくなったのか再度原因追及が必要なようです。今日も晴れるみたいなので、確認したいと思います。
5.