くまたぬきの星空

今はまっているもの。何十年かぶりに再開した天体観測、そして芝刈り。どちらも未熟ですが、ブログで日々の成長を記録します。

くまたぬきのかに星雲M1~撮りっぱなしをちょっと編集

 くまたぬきです。めずらしく連日投稿です。いろいろあって少し時間ができたので、去年の写真の画像処理を行いました。今回はM1かに星雲です。ただ、なんか変な気が、、、。画像処理の仕方を忘れてしまったのか、どうもすっきりしません。今回もうーん、いまいちな感じ。一回真面目に画像処理の勉強をした方がいいのかなあ、なんて思ったり。保有しているPixinsightもしばらく使っていなかったら、使い方を忘れてしまった、、、、。

 てなわけで、いまいち中途半端な写真です。まあ、それなりに内部構造はわかるので、まあいいんですが、、、、。私生活の気持ちの迷いがそのまま画像処理に出ている、というと言いすぎでしょうか、、、

2023年12月27日 20:07:44~ 60秒×90フレーム(総露90分) MT-160 ASI533MCpro -20度 gain=200 DualBPフィルタ PHD2によるオートガイド 自宅庭にて ステライメージ9で画像処理+DenoiseAIで処理

 

くまたぬきの2024年ファーストライト~燃える木から馬頭星雲へ

 くまたぬきです。随分ご無沙汰してしまいました。ここまでいろいろなことがあって、楽しかったり苦しんだり。でもたぶん苦しんだことの方が多かったですね。正直だいぶへこんでいます。いつかまた元気になれるかな?なれるといいな。

 今日は曇り予報だったのですが、夕方から晴れたので、思い切って撮影準備しました。何かを忘れたかったのかもしれません。ホント心の弱い私です。

 結局21過ぎには曇り始めてしまったので、結局一枚しか撮れませんでした。オリオン座の燃える木星雲から馬頭星雲までをMT-160でレデューサを使っての撮影です。MT-160のレデューサ使用は、これまで手持ちの機材ではフィルタをかませることができなかったのですが、某オークションサイトで、ZWOのフィルタを入れられるアダプタを落札してなんとかピントが合うようになりました。ただ、カメラの回転ができないので、構図を変えることができない欠点が、、、まあ、いいでしょう。そのうち対策を考えたいと思います。20分の撮影時間でしたが、まあまあの仕上がりかな、と思っています。ホントはもうちょっと下を狙うべきでしたが、めんどくさかったのでそのまま撮っちゃいました。まあ、趣味ですから、自分が満足できれば、それでいいんです。

P.S. 追記です。くまたぬきはいつも、家の玄関で撮影するので、家の外付けコンセントから電源を引っ張ってきて、あれやこれやとごちゃごちゃケーブルを接続するのですが、これが、実に汚く、またよく絡まって鬱陶しいものでした。そこで、ポータブル電源を買いました。防災用と兼用です。USB-CでPCの電源、シガーソケットで架台の電源、5V DCでCMOSカメラの冷却、100VコンセントでUSBハブの電源と、配線がとてもきれいになりました。大変満足しています。あと、いろいろネットを見ていたら、USBハブの電源はPCのUSB-Cと合わせたハブを買えばなくせそう。アマゾンでポチッとしたので、明日には届きます。ちょっとだけ進歩しました。最後に、能登の方々にお見舞い申し上げます。阪神淡路大震災を経験した身としては、とても他人事とは思えませんでした。

2024年2月17日 20:38:02~ 60秒×20フレーム(総露20分) MT-160+レデューサー ASI533MCpro -20度 gain=100 DualBPフィルタ PHD2によるオートガイド 自宅庭にて ステライメージ9+DenoiseAIで処理

 

渾身のクリスタルボール星雲NGC1514~ホントはただの寝落ち

 くまたぬきです。随分と投稿が久しぶりになってしまいました。いろいろ写真は撮っていたのですが、ばたばたしていて、後回しになっています。そんな間、ZWO社の電動フォーカサーEAFを購入してMT-160に取り付けました。今まではスカイウォッチャー社のハンドコントロールの電動フォーカサーを使っていたのですが、オートフォーカスに惹かれて買ってしましました。特に寒い冬は外でピント合わせするのは本当に寒いので、、、、。結果は上々で、確かに便利です。ただ、3万出す価値があるか、というと、うーん、とちょっと迷っています。残りの主力機種VC200L、ED70SSに装着するかどうかはもう少し使ってみてからかな。特に星の場合は自分でバーティノフマスクを使って合わせた方が早いかも(オートフォーカスは10分くらいは最低でもかかるので)。惑星とか、ピントが合わせにくいデジタル一眼を使うときには使えるかも、と思って、今度試してみようと思っています。

 で、今回は、そのEAFを使ってピント合わせしたクリスタルボール星雲NGC1514です。渾身の150分撮影です、、、というのはウソで、本当は60分で終えて別の星雲を撮るのが主目的だったのですが、疲れで寝落ちしてしまって、こんな長時間撮影になってしまいました。でも、内部構造までかなりくっきり出せてますね。今年のベストショットの一つかも。

 ちなみに、画像処理はSharpCapで調整しただけの撮って出し。めんどくさくて画像処理ソフトは使っていません。でも、これだけのものが撮れるなんで、SharpCapも侮れない。

では、画像です。

2023年12月22日 19:318:39~ 60秒×150フレーム(総露150分) MT-160 ASI533MCpro -20度 gain=200 DualBPフィルタ PHD2によるオートガイド 自宅庭にて SharpCapの画像処理+DenoiseAIで処理

 

くまたぬきの秋の銀河~曇ったけどせっかくなので、M33

 くまたぬきです。昨日は夕方晴れていて、久しぶりに天体観測できそうだったので、予報は夜曇るとなっていたものの、いそいそと機材を取り出し、セッティングしました。今回は、今年まだ一度も撮っていないさんかく座のM33を長時間露光で撮ろうと計画していました。セッティングを終え、取り始め、いったん夕食のためほったらかしで撮影していました。30分後、夕食を終えて外に出てみたら、、、、完全な曇り状態、、、、。無念。かなり分厚い雲で、晴れそうになかったので撮影中止を決意。一応どれくらい撮れているかを確認すると、20分程度でした。とりあえず画像処理をやってみるかと、ステライメージで何とか撮れてそうな20枚をスタッキングして処理。まあでも、空の状態が良かったのか、ノイズは多いものの、まあまあに撮れていました。せっかくなので、アップします。ノイズの多さはDenoiseAIでごまかしたら、まあ、そこそこの写真になったかと。いつかしっかり撮って、散光星雲もあぶりだしたいものです。

では、写真です。今日は晴れ予想だから、今日もう一回チャレンジできるかな?

 

2023年11月19日 19:31:33~ 60秒×20フレーム(総露20分) MT-160 ASI533MCpro -20度 gain=200 LPR-Nフィルタ PHD2によるオートガイド 自宅庭にて ステライメージ9+DenoiseAIで処理

 

くまたぬきのまゆ星雲IC5146~やっぱり露出時間は正義なのね

 くまたぬきです。前回初惑星の写真の記事を書きましたが、くまたぬきの観測場所である家の庭からは、隣の家が邪魔で、21:30以降にならないと土星が見えません。それまで暇を持て余すことになるので、この時間を使ってひさしぶりにまゆ星雲を撮影することにしました。でも、ただ撮るだけではつまらないので、いつもと違うことをしようと、露出時間をくまたぬきの通常露出時間60分の2倍の120分で撮影してみました。最近覚えたPixinsightのABEによる背景処理と合わせ、DenoiseAIも使ってみました。結果は予想以上。やっぱり露出時間は正義ですね。暗黒星雲も緻密に見えている気がします。今までは、いろんなDSOを撮りたくて、一晩でいくつも撮影していましたが、こうやってじっくりと腰を据えて撮るのもいいですね。世の中にはX十時間とか撮影してらっしゃる方もいますが、なるほど、そういことね、と改めて感心しました。

 ところで、もうすぐメンテナンスに出していたビクセンのVC200L(実はブログを停止した間に中古で購入した)が返ってきます。何回か撮影して「いい感じ」と思っていたのですが、少しほこりや曇りがありそうなので、洗浄、光軸合わせのメンテナンスに出していました。中古でもかなり古いので、メッキも劣化しているだろうし、場合によっては再メッキ必要かな、なんて思ってたら、メッキ劣化しているので主鏡副鏡交換のまさかの提案。まさかの14万円の見積り。思わず、「再メッキ不要です」と回答してしまいました。中古で格安で買ったのに、これでは意味がない。聞いてみたら、VC200LやR200SSは、特殊な形状の鏡なので、再メッキするのも交換するのも大して値段は変わらないそうです。ちょっと想定外でした。ちなみにもともとどちらにしようか迷っていた笠井のリッチークレチアン式のGS-200RCは再メッキ可能で、値段もそこそこ手ごろなようです。GS-200RCにしとけばよかった、とちょっと後悔。でも、メンテナンスから戻ってくるVC200Lでがんばりたいと思います。いずれ写真もアップしたいと思います。そもそも多分くまたぬきにはメッキの劣化を見極められるだけの腕も眼も持ってないし。まあ、いい勉強になりました。

 では、写真です。いい感じだったので、切出して大きめにしています。

2023年9月16日 19:23:02~ 60秒120フレーム(120分) MT-160 ASI533MCpro gain=200 DualBPフィルタ PHD2によるオートガイド PixinsghtのABEによる背景処理+ステライメージ9+DenoiseAI 自宅庭にて

くまたぬきの木星、土星の初撮影~すごい時代になったもんだ

 くまたぬきです。少し前からブログにも書いていた、惑星の撮影を初めて行いました。事前にシミュレーションしていたからか、かなりスムースに撮影できました。で、動画ファイルをAutoStackert!3でスタックし、Registax6でwavelet処理、という定番を踏んで、出てきた画像にちょっと感動。木星の縞、大赤斑や土星カッシーニの間隙、薄い縞模様をとらえることができました。決してシーイングは良かったとは言えませんでしたが、初撮影にしては十分満足です。くまたぬきの撮影レパートリーが増えました。また子供の頃と比べてしまいますが、子供の頃初めて10cmの反射望遠鏡土星の環や木星の縞を見て感動したことを思い出しました。思えば、すごい時代になったもんです。こんな写真は惑星探査機ボイジャーや地球からは大型の望遠鏡でしたとらえられないと思っていました。それが、素人の私がちょっとやっただけでできてしまう。技術ってすごいですね。

 なお、土星は大満足ですが、木星はもうちょっとくっきりさせたかったな、と欲が出ています。シーイングの問題なのか、私のregistaxのやり方に問題があるのか、これから勉強していきたいと思います。

 閑話休題。この感動を受けて、またまた機材が欲しくなってしまいました。IX585センサを積んだ惑星用CMOSカメラPlayerOneのUranus-Cをもうちょっとでぽちっといくとこでした。でも、もうちょっと腕を上げてから、と思いとどまりました。機材ばっかり増えても、人間は一人なので、他のをつかわなくなっちゃうんですよね。特にIX585は、今持っているASI533MCproとセンササイズ的には近いので、たぶんどちらかを使わなくなってしまう。もう少しASI385MCで惑星撮影の腕を磨いてから買いたいと思います。(といいながら、暮れには買ってそう、、、)

では、写真です。木星ガリレオ衛星も写ってます。どれだろう?調べる元気なし。ちなみに、北と南を間違っているかもしれません、悪しからず。

2023年9月16日 23:19:33~ 7.5ミリ秒2000フレーム(50%スタック) MT-160 GSO 5倍APOバローレンズ ASI385MC gain=400 自宅庭にて

2023年9月16日 21:49:27~ 33ミリ秒1000フレーム(50%スタック) MT-160 GSO 5倍APOバローレンズ ASI385MC gain=400 自宅庭にて

くまたぬきのはくちょう座サドル付近の散光星雲

 くまたぬきです。一日置いての投稿です。また、投稿する元気が出てきました。自分の体調と相談しつつ、ぼちぼちと日々の記録を綴っていきたいと思います。前回も書きましたが、今年は惑星の撮影に挑戦しようと思っています。準備を始めたのですが、バローレンズはGSOのアポクロマートの5倍のものを買っているのでそれで十分かと思いきや、2.5倍が必要かと、と思ったり、はたまたTeleVue PoweMateの沼にはまるべきか、、、、と悩みはつきません。まあ、この悩んでいる最中が一番楽しいんですけどね。

 今回の写真は、はくちょう座のサドル付近の散光星雲です。よくこういうタイトルで投稿している人がいるので、真似してみました。思っていた以上に散光星雲が浮き出たように思います。暗黒星雲もところどころにありますね。もう少し構図が大きい方がよかったも。でもまあ、私としては合格点の写真です。時代は変わったもんです。自宅の大阪の光害をまともに受ける中で、よくて3等星、普通は2等星が見れれば御の字の環境で、こんなすごい写真がとれるなんて。子供のころには自分がこんな写真をとれるなんて思いもしていませんでした。M42だってまともにとれなかったのに。残りの人生どれくらいあるかわかりませんが、後悔ないよう写真を撮り続けていきたいと思います。

では、写真です。

2023年9月5日 21:16:02~ 60秒49フレーム(総露出49分) Sigma 70-300mmAPOズームレンズ(200mm設定) ASI533MCpro 0度 gain=200 DualBPフィルタ オートガイドなし 自宅庭にて