くまたぬきの星空

今はまっているもの。何十年かぶりに再開した天体観測、そして芝刈り。どちらも未熟ですが、ブログで日々の成長を記録します。

くまたぬきのまゆ星雲IC5146~やっぱり露出時間は正義なのね

 くまたぬきです。前回初惑星の写真の記事を書きましたが、くまたぬきの観測場所である家の庭からは、隣の家が邪魔で、21:30以降にならないと土星が見えません。それまで暇を持て余すことになるので、この時間を使ってひさしぶりにまゆ星雲を撮影することにしました。でも、ただ撮るだけではつまらないので、いつもと違うことをしようと、露出時間をくまたぬきの通常露出時間60分の2倍の120分で撮影してみました。最近覚えたPixinsightのABEによる背景処理と合わせ、DenoiseAIも使ってみました。結果は予想以上。やっぱり露出時間は正義ですね。暗黒星雲も緻密に見えている気がします。今までは、いろんなDSOを撮りたくて、一晩でいくつも撮影していましたが、こうやってじっくりと腰を据えて撮るのもいいですね。世の中にはX十時間とか撮影してらっしゃる方もいますが、なるほど、そういことね、と改めて感心しました。

 ところで、もうすぐメンテナンスに出していたビクセンのVC200L(実はブログを停止した間に中古で購入した)が返ってきます。何回か撮影して「いい感じ」と思っていたのですが、少しほこりや曇りがありそうなので、洗浄、光軸合わせのメンテナンスに出していました。中古でもかなり古いので、メッキも劣化しているだろうし、場合によっては再メッキ必要かな、なんて思ってたら、メッキ劣化しているので主鏡副鏡交換のまさかの提案。まさかの14万円の見積り。思わず、「再メッキ不要です」と回答してしまいました。中古で格安で買ったのに、これでは意味がない。聞いてみたら、VC200LやR200SSは、特殊な形状の鏡なので、再メッキするのも交換するのも大して値段は変わらないそうです。ちょっと想定外でした。ちなみにもともとどちらにしようか迷っていた笠井のリッチークレチアン式のGS-200RCは再メッキ可能で、値段もそこそこ手ごろなようです。GS-200RCにしとけばよかった、とちょっと後悔。でも、メンテナンスから戻ってくるVC200Lでがんばりたいと思います。いずれ写真もアップしたいと思います。そもそも多分くまたぬきにはメッキの劣化を見極められるだけの腕も眼も持ってないし。まあ、いい勉強になりました。

 では、写真です。いい感じだったので、切出して大きめにしています。

2023年9月16日 19:23:02~ 60秒120フレーム(120分) MT-160 ASI533MCpro gain=200 DualBPフィルタ PHD2によるオートガイド PixinsghtのABEによる背景処理+ステライメージ9+DenoiseAI 自宅庭にて