くまたぬきの星空

今はまっているもの。何十年かぶりに再開した天体観測、そして芝刈り。どちらも未熟ですが、ブログで日々の成長を記録します。

くまたぬきのエスキモー、そして新たな撮影法


 くまたぬきです。昨日は久しぶりに晴れたので、新しい写真の撮り方を試してみました。今まで、MT-160を使うときは、必ずレデューサーを使っていました。F値は明るくしなければ、というのもあったのですが、ネットでいろいろ見ていると、似たようなスペックのR200SSで銀河を撮るときは、多くの人がエクステンダーで焦点距離を1.4倍にして、F値は5.6まで落としつつ、焦点距離を1120mmまで伸ばしています。ならば、MT-160は、レデューサーなしで1000mm、F6.3くらいですから、何とかなるのでは?と思ったのがきっかけです。

 次に考えなければならないのが、つなぎ方です。元々レデューサーの方は、M54→M57のアダプタを購入していたのであとはなんとかなっていたのですが、レデューサーなしだと60mmに接続することになります?うーん。あーでもない、こーでもない、と考えていたら、60mmってビクセンのサイズと同じじゃね?と気が付きました。ED70SS用に購入していたSX60→50.8ADをつないだら、あっさり接続できました。こうなると、あとは、ボーグのガジェットたちの出番です。7425-7523-7856で42mmに変換し、CMOSカメラに接続。ところが、ピントが出ず。追加で7602。まだピントが出ず。さらに7352を追加。ピントが出ました。結局、ビクセンのSX60→50.8からボーグ7425-7602-7352-7523-7856で無事撮影まで到達しました。一時は新たにガジェットが必要?と思っていましたが、手持ちのガジェット(いつのまにこんなに増えたんだ?)で何とかなりました。ちょっとうれしい気分。

 この日は最初にエスキモー星雲を撮った後は、ひたすら銀河を夜中の3時過ぎまで撮っていました。このところマンネリ気分になっていた天文も、ちょっとまた楽しくなりました。人間マンネリが大敵だと痛感しています。常に新しいものを求めて自分自身をリフレッシュしていかなければ、と思いました。この気持ちを忘れずこれからを過ごしていきたいです。

 いろいろとって銀河の紹介はまたの機会にして、今日はエスキモー星雲NGC2392を。銀河はまたの機会に随時紹介していきます。このエスキモー星雲ですが、最初、ただの青の点にして撮れていないように思っていましたが、強拡大すると、ちゃんと模様が出ていました。MT-160レデューサーなしでもかなり使える、ということがわかってホクホクです。これから銀河を撮るときはレデューサーなしにしようかしらん。

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2021年2月6日 19:23:00~ 120秒×30フレーム(総露出60分) MT-160 ノーマル ASI533MCpro gain=100、-20度 QuadBPフィルタ 自宅庭にて